株価チャートの見方『テクニカル分析』の学び方・手順を75日線とBBから分かりやすく解説!

 

  • 「チャートってどうやって見るの?」
  • 「トレードってどうやってやるの?」

 

実際、トレードについて学んでいなければ

トレーダーがチャート画面を見て
「どのように売買を行っているのか?」さえ全く理解できないと思います。

 

少なくとも当時の私はそうでしたが、

トレードについて全く無知な私が
たまたま開催されていた株式セミナーに参加したときに

 

「なるほど!」

「トレードってこのようにやっているのか!」

 

と感激し、理解できてしまった簡単で分かりやすいチャートがありました。

 

そのチャートには、
その日の売買(値段)を表す ローソク足に対して

ある引かれた”1本の曲線だけ”というとてもシンプルなものでした。

 

これからチャートを用いてその曲線について解説し
『株の買い方、売り方』から

最終的には、株式チャートを形で見る
『テクニカル分析』まで理解できるように解説していきたいと思います。

 


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未来の株価を分析するにはチャートを見ます。

 

上のチャートは日足の株価チャートと呼ばれます。

一般的にはローソク足チャートと呼ばれます。

 

ローソク足とはマーケットが開かれた日毎の売買幅を表す株価のことです。
過去から現在までの値段の推移が良く分かると思います。

 

しかし、当たり前ですがローソク足を並べただけでは
株価を予想する『分析』という未来の株価の動きまでは予測できません。

 

では、ここでローソク足チャートに冒頭で話しました1本の曲線を表示してみましょう。

 

 

どうでしょうか?

 

表示した曲線に対してローソク足が
どのような動きをしているか分かりますか?

 

『ローソク足は曲線に対して上に膨らむようにしては戻り、
また下へも膨らむようにしては戻っている』のが分かります。

 

曲線の向き

 

そして今度は曲線の向きに注目してください。

 

なんとなく
『ローソク足は上向きの曲線に対して上に膨らんでは戻り、
下向きの曲線に対しても下に膨らんでは戻っている』のが分かると思います。

(ローソク足とこの曲線の関係は、上図のチャートのような場合がよくあるのです。)

 

以上のことから、

ローソク足と曲線との関係性を考えると、

 

『今現在、曲線が上へ向いていれば
今後ローソク足もその曲線に対して上に膨らみやすく戻りやすいのでは?』
と仮定することが出来ます。

 

したがって、 今現在の曲線の向きと株価との位置関係を考えることで
株価の未来が予測できると考えられるのではないでしょうか?

 

これが『分析』になります。

 

たった1本の曲線をチャートに表示することでなんとなくですが株価の動きが見えてきました。

 

これから分析に関して初心者からプロまでもが
生涯使うことになるのがこの曲線であり

この曲線の正体こそ
投資の3大指標の1つである75日移動平均線になります。

 

必ず75日移動平均線は覚えてください。
(※指標とは株価の未来予想や売買ポイントのヒントを与えてくれるものです。)

 

話はさらに進みます。

 

75日移動平均線の性質を使い利益を取る

 

 

ここで75日移動平均線を使い
『どのように株を買い、そして売れば』利益を狙っていけるでしょうか?

 

前述から理解したように
『株価(ローソク足)が上向きの75日移動平均線に対して上に膨らんでは戻りやすい』
という関係性を使えば

 

『株価が上向き75日移動平均線を下から上に抜けたら株を買い、
株価が75日移動平均線を上から下へ割ったら売る』ことで

その株価の差額から利益を得られるのではないでしょうか?

 

これが上向き75日移動平均線を使ったトレードとなります。
(※75日移動平均線が上を向いていることがこのトレードのルールです)

 

 

このトレードを行う限り大きく儲けることは出来なくても損失がなく利益が上げられることが理解できると思います。

 

これはトレードの基本であり同時に負けないトレードでもあるのです。

 

これで上向きの75日移動平均線を使ってトレードで勝つ方法、そして負けない方法の2つを同時に学んだことになります。

 

 参考▼

75日移動平均線の正しい理解と上向き銘柄の買い方【保存版】

より多くの利益を狙うために

 

先ほどのチャート画面を拡大しておさらいしながら内容を進めていきます。

 

 

 

『株価は上向きの75日移動平均線に対し上に膨らんでは戻りやすく、
株価は下向きの75日移動平均線に対して下へ膨らんでは戻りやすい』

 

この関係性を利用して

『株価が上向きの75日移動平均線を下から上へ抜けたら株を買い、
そして株価が75日移動平均線を上から下へ割ったら売る』

これがトレードの基本です。

 

しかし、実際にはトレーダーはこの基本トレードはあまり行いません。

というより正確には
『上向きの75日移動平均線を株価が上へ抜けたら…』までは

トレードで使いますが、75日移動平均線を下に割る前に売り利益を確保します。

 

その理由として、

スイングトレードとは株を買ったら数日間を持ち越すことで利益を上げるトレード手法ですが、

”株価が75日移動平均線を下へ割る頃には 日にちがかかってしまい、
その割にはあまり利益を取れない”ということになるのです。

 

要するにトレーダーとしては 利益率が悪いわけですね。

 

では、多くの日にちを費やさずに利益を効率的に取りに行くには
どのようなトレードをすれば良いでしょうか?

 

答えはチャートを見れば簡単ですね。

 

 

『株価が75日移動平均線に戻る前の上昇したところで売れば良い』
ということですね。

 

何も株価が75日移動平均線を下へ割るまで売りを待つ必要はないということです。

 

そして、ここからが本当に重要な内容となっていきます。

 

最強のボリンジャーバンド

 

今はチャートを見て
『株価が一番上昇したところで売れば大きく稼げたはずだ』
と思うかもしれません。

 

ですが、実践のトレードではどうでしょう。

 


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チャートとは過去から現在までの株価の動きしか分からず
未来の株価はどうなるか誰にも分かりません。

 

株価はその先、上昇する場合もあれば下降する場合もあるのです。

 

したがって、これからどこが株価の大きな上昇になるのか誰も判断できないということです。

残念。

 

しかし、ここで断念してしまったら トレーダーとしては終わりですよね。

稼げません。

 

『株価が一番上昇したところで売る』ことは難しいとしても、

売買サインを出す”ある指標”を使い株価が上に膨らんだところで売りたいと思いますよね。

これがトレーダーの人情です(笑)。

 

ではそのある指標とは、なんでしょう。

 

それがボリンジャーバンドと呼ばれる指標です。

 

先ほどのチャートにボリンジャーバンドを表示します。

 

 

ボリンジャーバンドは75日移動平均線と同様に
これからトレードを行うにわたりとても大事な指標になってきます。

 

ボリンジャーバンドを使った売り方にいきましょう。

 

ボリンジャーバンドを使った売り方

 

 

株価はボリンジャーバンド+2σと-2σの間に約95%の確率で推移するという性質があります。

 

したがって、+2σより上に抜けた株価は早い段階で+2σと-2σの間に戻ろうとすることから
『上昇した株価が+2σより上に抜けたら売りのサイン』となります。

 

これはボリンジャーバンドの幅(+2σと-2σの間)が比較的狭いときに有効となる売り方です。

 

ボリンジャーバンドの幅が広い場合は株価は+2σから上へと飛び出す機会が減りますので、
そのようなときには、株価が-2σ付近に来ていたら売り決済を行って利益を確保していきます。

 

 

ここまでボリンジャーバンドを使った売り方をまとめますと、

株を買って売るまでの2つの指標の組み合わせパターンとしては、

 

株価が上向きの75日移動平均線を上に抜けたら株を買い

その後

 

  • ボリンジャーバンドの幅が狭いときは株価が+2σよりも上に抜けたら売る
  • ボリンジャーバンドの幅が広いときは株価が+2σ付近に来たときに売る

 

以上の売り方で効率的に利益が得られやすくなるのです。

(※ボリンジャーバンドの幅の広さとは一概には言えませんので
『株価が+2σ付近にきたら売りを考える』のが良いでしょう。)

 

これが、『上向き75日移動平均線の買いとボリンジャーバンド+2σの売りを使ったトレード手法』です。

 

(利益確定方法に関してはボリンジャーバンド以外を使った方法もあります。)

 

ここまではよろしいでしょうか。

 

 参考▼

ボリンジャーバンドの見方・使い方「狭い以外は広いと思え!」って何だ!?

 

さて、ボリンジャーバンドには利益確定だけではなくもう一つの使い方があります。

それが本題である『チャートの見方・形で見る方法』です。

 

ここから内容がさらに濃くなっていきます。

 


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『チャートの見方・形で見る』とは?

 

そもそもトレードでは株を買って売る前に
やっておかなければならないことがありますよね。

 

何でしょうか?

 

それはトレードする銘柄を選択しなければならないということ。

銘柄は何でも良いということはなく、
これから上昇しそうであり、また仕掛けやすいタイミングにきている銘柄を選択しなければなりません。

このとき銘柄選択で一番大事なことは形の良いチャートを選択することになります。

ここで『形の良いチャート』と言われても形とはどのようなものなのか?

 

上昇しそうな形の見方とは?

 

初めて耳にする方であれば全く見当つかないかと思いますので
チャートを形から見るその重要性について出来る限り解説します。

 

ちょっと、むずかしい話になりますが
今は何となく理解できる程度でいいと思います。

 

過去の相場を分析する理由

 

投資とは未来に対して予測がつかないものです。

これはプロであっても同じです。

 

そこで、チャートから分析しなければなりませんが、

未来の株価は誰も分かりませんので分析するのは過去のマーケット(相場)になるのです。

 

ここで「過去のマーケットを分析して未来の株価が分かるわけがない」
と思われるかもしれません。

 

確かにその通り!

 

しかし、人間の売買心理は時代背景に関係なく
群集心理のようなある一定の株価の流れを作るようなところがあり、

 

そのことから
「過去に起きた株価の流れは、未来にも同じような流れの動きをするのでは」
という考えに基づき過去のマーケットを分析するのです。

 

その売買心理によって動いたこれまでの株価の流れをチャート上で示すと

それが形として捉えやすいため『チャートを形で見る』という作業になります。

 

過去の相場から比較的起こりやすいある株価の動きをチャートの形として覚えてしまうことで、
現在で同じようなチャートの形が現れたときに株価の予測が立てやすくなるのです。

 

これが本題でもあるチャートを形で見る『テクニカル分析』になります。

 

(※『テクニカルト分析』とは景気や企業内容ではなくチャートの形を見て判断する分析方法ということです。

これをまず抑えてください。

多くのトレーダーが実際に仕掛けていないチャートをたくさん見ているのは相場を知るため、
そしてチャートを形として覚えるためでもあります。

時間があればたくさんのチャートを見ることがとても大切なことなのです。)

 

『チャートを形で見る』ということに関しては、ちょっと分かりづらい説明だったと思いますが、

 

小難しい話はこのくらいにして
早速『チャートの見方・形で見る』方法について話していきます。

 

トレードのシナリオ『未来予想図』という考え方

 

 

上のチャートはローソク足チャートです。

どうでしょうか?
チャートを形として見ることが出来ますでしょうか?

 

やはり、これだけでは形として見ることは出来ません。

また、現在の株価であるチャート画面の一番右側のローソク足が
これから先どのような動きをするのかも分かりませんね。

 

そこで75日移動平均線(緑色)を表示します。

 

 

株価と75日移動平均線の関係は
『株価は上向き75日移動平均線に対して 上に膨らみやすく戻りやすい』
でしたね。

 

したがって、チャートを見ると株価は丁度
上向き75日移動平均線に対して上昇しそうな良いタイミングに来ています。

買っても良いタイミングでもあります。

 

ですが、これだけではまだチャートの形としては不十分なのです。

「折角、株価が上向き75日移動平均線上に来ているのに!?」

 

なぜ不十分なのでしょうか?

 

それは、もし株価が上昇したときに、
どこで利益確定したら良いのかまでは上のチャートからはまだ判断できないからです。

 

どうしたら買うタイミングと売るタイミングまでのシナリオを描けるようなチャートの形を見ることができるでしょうか?

 

ここでも登場するのがボリンジャーバンドです。

 

先ほどのチャートにボリンジャーバンドを表示します。

下のチャートを見てください。

 

 

前述では上昇した株価の利益確定(売り)において
ボリンジャーバンドの+2σを使いましたが、チャートを形として見ることにも使います。

 

チャートから
『株価が上向き75日移動平均線を株価が抜けたら買い、
その後上昇しこのときこの幅の狭いボリンジャーバンドの+2σを抜けてきたとき売れば利益が得られる』

というシナリオを描くことが出来るのではないでしょうか。

 

これがチャートの形を使ったシナリオ『未来予想図』という考え方です。

 

これであなたも一つチャートを形で見ることが出来たことになりますね。

 

75日移動平均線とボリンジャーバンドは売買サインを出す指標としてだけではなく
最初に行う銘柄選択においてもチャートを形として見る役割も担っていると言えるのです。

 

 

その後の相場をチャートで見ますと株価が上昇したようですから
今回は株価がボリンジャーバンド+2σを抜けたら売ることで短期間から利益を取れました。

 

※注意)株は必ずしも思い通り上昇するわけではありません。
しかし、75日移動平均線などの指標を使いトレードするのとそうでない場合では
勝率が違ってくるので指標から分析を必ず行いトレードに備えるのです。

 


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MACDはどうした?

 

さて、「今回MACDは使わないのか? 」という疑問を持った方もいらっしゃるでしょうから話しますと、

MACDはチャートの形ではありませんので最初の銘柄選択には使いません。

 

チャートの形が良いと思われる銘柄を選択した後にさらに銘柄を絞る分析作業としてMACDを使って行きます。

 

例えば、東証一部の500銘柄を見てチャートの形が良いと思われる20銘柄が選択されたとき、

そこでMACDを用いて10銘柄程度に絞っていくこと等の作業行程になります。

 

一生モノのトレードスキルを習得

 

『チャートを形で見る』とは、

株を買いそして売りまで株価のシナリオ『未来予想図』を描くことが出来る能力と言っても良いかと思います。

 

そしてこの能力こそトレーダーとして一生使えるスキルのことなのです。

 

このスキルさえマスターしてしまえば、あとはトレードの経験を積むだけといっても過言ではないと思います。

 

ローソク足、75日移動平均線、 そしてボリンジャーバンドを組み合わせた設定からチャートの形を見ていきましたが

そのためにはそれぞれの指標の性質を理解してしまうことで『チャ-トを形で見る』スピードが抜群に上がります。

 

このチャートを形として見る作業は慣れてきますと、

例えば東証一部の500銘柄位でも30分もあれば誰でも形の良いチャートだけを判断することが出来るようにもなります。

 

したがって短期間で多くの銘柄のチャートを見るだけで分析できてしまうという最大の効果・メリットも生まれるのです。

普段仕事、家事等で忙しい中でも30分もあれば多くの銘柄を分析できてしまうのです。

 

例えば、

 

  • 「銘柄選択が難しい」
  • 「仕掛けるタイミングの取り方が分からない」

 

これは多くの投資家が持つ悩みです。

 

しかし、『チャートを形としての見方』が出来ていれば特に難しいことではありません。

 

チャートを形として見ることが出来れば銘柄選択と買うタイミングが自ら行えるようになるのです。

 

プレゼントはこちら

 

今回は、『チャートの形を見る』というテクニカルトレーダーにとって最も重要なスキルについて話しました。

 

参考としたのは上向き75日移動平均線とボリンジャーバンドの組み合わせです。

 

実はチャートの形が良い組み合わせパターンは上向き75日移動平均線とボリンジャーバンドだけとは限りません。

また、トレーダーとしてはそれだけではまだ不十分とも言えます。

 

例えば、75日移動平均線が下向きである場合や、株価が75日移動平均線に接していなくても25日移動平均線を使って買うチャートパターンもあります。

 

▼ 75日移動平均線が下向きからの初動パターン

 

▼ 25日移動平均線からの上昇パターン

 

また75日移動平均線が必ずしも上向いていれば買っても良いという訳ではなく注意しなければならない相場もあるのです。

▼ 75日移動平均線は上向きだが株価は下落!?

 

しかし、これらもすべて使用する指標の性質を学んだ上で

どんなチャートでも瞬時に形を見て『未来予想図』が描けるようになる
というスキルを身に付けることで解決出来るようになるのです。

 

これはほんとうに素晴らしいことだと思いませんか!

 

そんな一生使えるスキルを得られる方法として

あなたにお役立て出来る

【『株式トレードマニュアル』図解(全149p)】

をプレゼントしたいと思います。

 

75日移動平均線、ボリンジャーバンド以外の
MACD25日移動平均線5日移動平均線などの指標も同時に学べてしまいます。

 

 

今回は内容的に濃くて読んで画像を追うだけで疲れてしまったかもしれませんが、
理解出来るまで繰り返し読んで頂きたいと思います。

 


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“株価チャートの見方『テクニカル分析』の学び方・手順を75日線とBBから分かりやすく解説!” への2件のフィードバック

  1. 移動平均線とボリンジャーバンドでここまでできるというのは参考になりました。
    特にボリンジャーバンドはよくわからなかったので、すごく助かりました。

    • 株原則 より:

      お役に立ててうれしいです。
      ご意見ありがとうごさいました。

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