「逆日歩」について”株でもう困らない程度”のポイントを解説!

 

トレーダーとして勝つためには、空売りが必須の売買手法と言えます。この空売りを行うためには株を借りてくるという行為上、信用取引を使った売買しかできませんので、必ず金利が発生します。

 

ただし、この金利を気にしているようではトレードに集中することはできませんし、金利は短期売買であれば投資資金を揺るがすような大きな金額ではないと思います。

 

しかし、今回解説します「逆日歩」については、空売りにおいて金利とは別に加算されるものであり、その品貸料である逆日歩の金額が多いときはトレードにとっては負担になる場合があります。

 

トレードの経費に対してその逆日歩の値が大きな負担になるようですと、一度「買戻しを行い決済することを考えなければならないということです。

 

今回は、逆日歩の「基本」と、買戻しを利用したちょっとした逆日歩からの「買い」の考え方について話したいと思います。

 

 

 

信用取引において”買い残”よりも”売り残”が多くなることで株不足(売り残超過)が生じたときに証券会社が日証金(日本証券金融株式会社)を通して機関投資家などから借りてきた株に対して支払う品貸料の手数料を逆日歩と言います。

 

この逆日歩は”売り残”をしている投資家が支払う義務があります。

 

また売り残と言っても基本的には空売りを行っていることを意味しますので、空売りをしているトレーダーは信用取引による金利とは別に逆日歩も支払わなければならないことになりトレードにとって不利な状況が生まれます。

 

よってそのような状況から空売りを諦め、そして買い戻し(売り建ての決済)をするトレーダーが増えることにより今まで売りの強い相場状況から反転して銘柄は一時的に上昇相場になったりもします。

 

売り建てをしている空売りトレーダーは信用取引を通さないと取引が行えないことから必ず1.金利が発生すること、そして、2.この逆日歩は売り建てをした時期に関係なく売り建てをしている(一部を除いた)投資家全員に発生しますので、

 

このあたりのマイナス要因の重なりが空売りトレーダーの心理を圧迫させ、結果、買い戻しを行わざるを得ない状況にさせるようです。(※信用取引は元金の約3倍の取引ができるが、株を借りてくることから金利が発生します)

 

空売りをしていると忘れた頃に逆日歩が発生したり、また、土日祝日を挟んだ場合はその分の逆日歩を払わなければならず、空売りトレーダーにとっては全くの悪材料でしかないのですが、逆日歩は株式相場においての証券界の安定を守るために行われるものだということを理解しておくことが大事かと思います。

 

逆日歩の一覧の見方

 

 

逆日歩の見方ですが、日証金のサイト⇒ http://www.nisshokin.com/を見ても良いと思いますが、その他の一覧を見やすいサイトとして、

 

<TRADER`SWEB>⇒ http://www.traders.co.jp/margin/backwardation/backwardation.asp

 

<逆日歩ランキング>⇒ http://gyakuhibu.com/などがあります。

 

また普段使用している証券会社などのチャートソフトからの逆日歩表を見ても良いと思います。↓

 

 

チャートソフトからの「逆日歩」一覧表

 


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逆日歩の金額を計算

 

 

上図の逆日歩表の一覧を見ますと、特に多い数字に0.05(円)がありますのでこれを使って品貸料を計算してみます。ちなみに0.05円=5銭です。

 

0.05(円)とは1株に対する品貸料になります。1000株の売り建てがある場合、1000(株)×0.05(円)=50円となりこれが1日あたりに支払う品貸料になります。

 


 

例えば、品貸料1.00(円)が発生し、1000株の売り建てがある場合は、1000(株)×1.00(円)=1000円となりますので1日でこの品貸料ですとトレーダーに対するリスクとなります。

 

(※それぞれ投資家・トレーダーにより逆日歩に対するリスクの捉え方は違いますので、金額的なリスクに対する考え方はあくまでも参考です。)

 

トレーダーは(買い売りも含めて)ポジションを持つ場合は必ずロスカット値を決めてトレードに挑みますが、逆日歩ははっきりとは先の見えないものですので、予めトレードの経費の計算は出来ません。

 

しかし、売買数の少ない銘柄や、注意喚起を受けている銘柄に比較的逆日歩が発生しやすいことも事実です。また銘柄によって空売りが禁止されたりもします。

 

「逆日歩に買いなし!」にちょっと待った!

 

 

逆日歩とは、投資家の間ではどう考えてもデメリットでしかないように思われています。

 

確かに売り方にとってはデメリットでありますが、買い方にとっては、この逆日歩をうまく使えばメリットになる可能性があるということです。

 

これから逆日歩を使った買い方について話したいと思いますが、株の買い方の優先順位としては必ずしもはじめの方の順位に入る訳ではありません。

 

逆日歩を用いた専門のトレードを行わない限りは逆日歩ランキングなどは毎日のように見てチェックはしませんし、自分が保持する売り建てに逆日歩が付いたときにはじめて気づく程度かと思います。

 

しかし、読者の皆さんが、これから長くトレードを続けていくにあたって逆日歩を使った株の買い方は知っていても損はない、また今後のトレード人生においてうまく使えるときが必ず来ると思いますので、今回、逆日歩についての理解と同時に買いのトレード方法もどのような考えで行うのか一緒に学んでしまいましょう。

 

逆日歩とは証券界の安定を維持するために行われるものということを先ほど話しましたが、売りの勢いが強く、また逆日歩が付いたことで多くの売り建てが買い戻され一時的に株価は上昇する場合があります。

 

しかし、投資家から見たその銘柄に対する考えは相変わらず下降の相場観であったり、その場合は売りの目線ですから一時は上昇してもその後は銘柄が売られ再度株価が下降相場へと入っていく場合もあります

 

そのようなことから投資家の間では「逆日歩に買いなし」などと言われたりもします。

 

但し、逆日歩からの大きな株価上昇は期待できなくても短期間の株価上昇での買いから利益を狙うことが出来るのも確かです。

 

例えば、長期間下降相場だった株価が上昇する<初動時での短期の買い><パーテーションブレイクによる短期の買い>、また<ドテン買い>などは短期の買いで狙って行く手法ですが、

 

逆日歩の一覧から高い品貸料のついた銘柄のチャートを見たときにそのチャートの形が<初動><パーテーションブレイク>、<ドテン買い>などの短期の買いの形になっていれば逆日歩を意識して株を買って行くことが出来ます

 

但し、それらの短期のトレードに共通する株価の動きとは一時的には上昇するが基本的には弱い上昇の動きですので売買方法は株を買った後に利益が出たら早めに売り決済をするこです

 

大きな利益をあまり望まない買い方であり、短期買いの基本ルールです。

 

また多くの銘柄チャートを見て短期の買い銘柄の候補がいくつかあり最終的な銘柄選択に迷った場合は逆日歩の一覧を見て高い品貸料が付いている銘柄を選択するという方法もあります

 

その場合は注意喚起の銘柄はリスクがありますので、小型株などを狙って行くのも良いでしょう。

 

テクニカルトレーダーの場合、しっかり場中からのチャートを見ていれば短期売買は特に問題なく行えます。

 

特に”逃げ足(早めの決済)”だけは早いのがテクニカルトレーダーの特徴ですから…。

 

>>パーテーションブレイクについての解説はこちら<<

まとめ

 

最後にまとめとして

  • 逆日歩は空売りのトレーダーにとってはデメリットでしかないので、品貸料の値に応じて買戻しを行うことを考えなければならないこと。
  • 逆日歩が発生することで一時的に株価が上昇する場合があるので短期の買いを狙っても良いが、しかし逆日歩が発生するということは投資家から見るとやはり銘柄に対する売りの勢いの方が強いので最終的にはまた下降相場に戻る場合があり逆日歩による株価上昇での買いは利益が出ても早めの売り決済が必要になること。

になります。

 

 

 


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