下落株はダウ理論で攻めろ!上昇前のサインを見逃すな!

 

あるトレードの学校に通う生徒がマーケットで大きく下落し続けている銘柄を見つけました。

 

「この銘柄、ひょっとしたら今が最安値であって実は最高の買い時なのではないか?」

 

さっそくこの銘柄について学校の講師に相談するとその講師は言いました。

 

「下がり続けている株は更に下がり続けます。だから絶対にその銘柄は買っちゃダメですよ」。

 

生徒の方は講師の言っていることは理解できるのだが大きく下落している銘柄を思うとどうも納得がいかない。

 

しかし、さすがは学校の講師です。
伊達に色々な生徒とやり合ってきただけではありません(!?)。

 

頭ごなしに生徒の質問に反対意見を投じるのではなく同時に1つトレードのヒントを最後に付け加え回答してくれました。

 

そのヒントこそ生徒のその後のトレードを変えていくことになります。

 

 

 

 

上日経平均株価のチャートを見ますと24000円に到達する前、株価は2200円~23000円を約4か月間に渡り上下に動く持ち合った状態にいました。

 

「23000円辺りに株価は当たっては跳ね返され、当たっては跳ね返され」を繰り返し、やがてその23000円辺りに抵抗線としてのパーテーションを形成し始めました。

 

そして株価は当たること5回目にやっと23000円を上に抜けパーテーションブレークを果たし、その後の日経平均は大きく上昇し24000円の高値をつけることになりました。

 

これは、テクニカルトレードの分析としてパーテーションブレークと言うごく普通の分析内容からの上昇です。

 

しかし、パーテーションブレークという1つの上昇のサインだけでは買いの仕掛けとしてリスクもあります。

 

さて、チャートから日経平均が23000円辺りでパーテーションブレークをする前に実は“ある上昇のサイン”が出ています。

 

それも重要な指標からのサインです。

 

上のチャートを見て何の上昇のサインか分かりましたか?

チャートレベルダウ理論上昇成立

 

 

下がり続けている銘柄、または持ち合っている銘柄を買って行きたいと思ったとき指標の1つの見方としてダウ理論を確認してから買って行く方法があります。

 

ダウ理論には2つのサインの見方があり1つはローソク足レベルで考えるダウ理論、そしてもう1つがチャートレベルで考えるダウ理論です。

 

どちらも、安値切り上げ高値切り上げが同時に行われることで上昇が成立します。

 


このような中長期で見る場合はチャートレベルダウ理論を使います。

 

例えば上図の日経平均株価チャートでいえば持ち合っていた株価がチャートレベルダウ理論上昇を成立してきたのは8/28になります。

 

この日にダウ理論の上昇の定義である安値の切り上げ・高値の切り上げが同時に成立したことになります。
(上図の黄色のラインが、安値切り上げ・高値切り上げを同時に行うダウ理論上昇成立となります)

 

ダウ理論上昇とは同時に上昇相場中と見なす」という考えですから8/28に「買いのサイン」が出たことになります。

 

すなわち、パーテーションブレークの1つの上昇のサインだけではなくブレークする前にチャートレベルダウ理論上昇成立をさせているということです。

 

ソニー(6758)

 

次は個別銘柄ソニーのチャートから考えて見ましょう。

 

 

2017年の11月~2018年5月の約半年に渡って5000円と5500円位で持ち合っています。

 

その持ち合いの間では75日移動平均線は横向きとなり6月に入って若干向きが上向きになってきたところで株価は大きく上昇しています。

(株価と75日移動平均線の関係がきれいに現れています)

 

この上向き75日移動平均線抜けから株価が上昇する前に別の強いサインが出ていますね。

 

これも同じように株価は大きく上昇する前にチャートレベルダウ理論上昇成立をしてから上向きの75日移動平均線に対して株価は上へと大きく膨らんでいることが分かります。

 

なぜ、私がこのような話をするのかと申しますと、記事の冒頭で話しているように

下がり続けている銘柄、また長く持ち合っている銘柄を仕掛けるときはすぐに買うのではなくチャートレベルダウ理論上昇成立を確認してから」と言うルールみたいなものがあるからです。

 

基本的にプロも含めたトレーダーの間では、「下がり続けている銘柄には手を出すな。買ってもさらに下がり続けるから。」という教えのようなものがあります。

 

しかし、どうしても気になる訳です。その安い銘柄が………。

 

「安値で買ってその後の上昇、できれば大きな上昇から大きく儲けたい!」との思いは初心者だけではなく講師、またプロトレーダーもみな同じです。

 

もし大きく下落している銘柄を買って行くには75日移動平均線を上抜けしてくるまで待つか、MACDがゴールデンクロスしたとき、また一目均衡表が三役好転してきたとき等が挙げられます。

 

しかし、これらのサインを使って買いを仕掛ける前にもう一つ強いサインが欲しい。

 

その強いサインこそチャートレベルダウ理論上昇成立によるものなのです。

 

要するに
「大きく下落し続けている銘柄を買って行きたいが?」
という質問に対して

↓ ↓ ↓

答えは
チャートレベルダウ理論上昇成立を確認してから再度買って行くか考えてください」
ということです。

JACR(2124)

 

もう一つJACR(2124)のチャートから見てダウ理論を深めていきましょう。

 

 

ここでもチャートレベルダウ理論を見ていきます。

 

株価は75日移動平均線を下に割りチャートレベルダウ理論下降を成立させながら大きく下落をしています。

 

大きく下落しているところで買って行きたいところです。

株価は底値をついたのでしょうか。
じわじわと上昇してきています。

しかし、まだ買いのサインが出ていませんので買いません。

 

そして、買いのサインが出たのが、チャートレベルダウ理論上昇を成立させている2016/10/20です。

 

丁度75日移動平均線も上抜けしてきていることもありますので、この2016/10/20に買うという方法も良いでしょう。

 

そして、株価はその後初動を形成し一旦下げ押してきています。

このダウ理論上昇成立後はこの押しがとても大事です。

 

そして買いを仕掛けるのはどこになるでしょうか?

 

そうですね。
株価が上向きの75日移動平均線を上抜けした2016/12/26日になります。

 

これまでを簡単にまとめると
大きく下げてきた銘柄があるが一旦チャートレベルダウ理論上昇成立を確認し出来れば75日移動平均線を使って買いを仕掛けていく」これがダウ理論と75日移動平均線を組み合わせたトレード手法です。

 

※ダウ理論をさらに75日移動平均線と組み合わせることで効果的なトレードが行えるということです。

 

上向き75日移動平均線の買い方についてはこちら↓

75日移動平均線の正しい理解と上向き銘柄の買い方【保存版】

クラレ(3405)

 

その他のチャートの例を挙げますと

 

クラレ(3405)

 

日本精工(6471)

 

日本精工(6471)

 

こちらはチャートレベルダウ理論上昇が崩れて今は持ち合いですね。

 

>>メールマガジンの登録はこちらから<<

空売りで使うダウ理論

ここまでは大きく下落した銘柄の買い方についてですが、さて、気になりますよね。

「大きく上昇している銘柄については空売りにもこのダウ理論は使えるのか?」ということが。

 

これも下落株のときと同じように考え上昇している株をすぐに空売りするのではなく一度チャートレベルダウ理論下降成立を確かめてから空売りを行っていきます。

 

ファンケル(4921)

 

チャート例を挙げますと

 

ファンケル(4921)

 

キトー(6409)

 

キトー(6409)

 

平和(6412)

 

平和(6412)

 

これは良い感じの空売りチャートパターンですね。

 

まとめ

 

「大きく下落している目柄を見つけ買いたい!」と思っったら、すぐには買わずチャートレベルダウ理論上昇成立を確認後、上向きの75日移動平均線などを組み合わせて買いを仕掛ける。

 

そうすることで少しでも強い上昇のサインとともに仕掛けることが出来る。

 

空売りはその逆に考えることで同じようにチャートレベルダウ理論下降を確認した後、下向きの75日移動平均線を使って仕掛けることが出来る。

 

仕掛ける前のダウ理論の使い方分かりましたでしょうか?

 

参考記事

 

以前、ダウ理論について書いた記事(教材)です。

 

全部で3部作になりとても長いコンテンツとなりますので、とても参考になると思いますのでどうか時間をとって読んでいただきたく思います。

↓  ↓  ↓

第1部 ダウ理論・基本編『プロの投資家の【暗黙のルール】』

第2部 ダウ理論・本質編『プロの投資家の【暗黙のルール】』

第3部 ダウ理論・実践/応用編『プロの投資家の【暗黙のルール】』

 

 

▼▼よろしければメールマガジンに登録して読んでください!▼▼

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください