日経平均株価は現在、75日移動平均線に対して初動の3回目の動き。
この3回目が強く上昇すれば『グランビルの法則』では最大の上昇率である2回目に代わることが出来ます。
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ここで『グランビルの法則』がイマイチ理解しづらい方のために
過去の日経平均株価チャートを使い何度か
繰り返しやすい初動から2回目に突入する例をあげて解説いたします。
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Contents
初動から最大の上昇2回目へ
2018/04~2018/10の例
日経平均株価は2018/10頃に大きく上昇(2回目)していますが、
その前の株価の動きとして75日移動平均線に対して4回の初動を繰り返していることがチャートから分かります。
2016/07~2017/01の例
日経平均は75日移動平均線に対して約5回の初動を繰り返した後に
最大の上昇である2回目に突入しているのがチャートから分かります。
また以下のような日経平均株価の例もありますので注意してください。
2017/05~2017/09の例(下降する例)
日経平均株価は75日移動平均線に対して上抜けした後、
約3回の初動を繰り返し上昇しようと試みますが
結果、上昇し切れずに株価は75日移動平均線を下に割ってきています。
初動を見るポイント『高値更新』
日経平均株価の過去から初動を何度か繰り返し
『グランビルの法則』の2回目へと突入した例を2つ、
上昇し切れなかった例を1つあげましたが
ここで株価の動きを見る大事なポイントは『初動の高値更新』です。
例えば、株価は75日移動平均線に対して上抜けした後はまず初動を形成しやすいですが、
初動を終えた株価は次の上昇時においてどこポイントを目指すのかといいますと
それは前の高値、要するに前の初動の高値更新を目指すということです。
しかしですが、簡単に『グランビルの法則』の2回目に突入しない要因として
初動での株価の動きの特徴に“株価は前の高値を目指し上昇するのですが、
前の高値を更新できないか、
それとも株価は更新後すぐに下降してしまうパターンが多い”ことが挙げられます。
前の高値を目指し株価は上昇するが更新できないパターン例
株価は更新後すぐに下降してしまうパターン例
また投資家も例え株価が良い感じで上昇したてきたとは言え
簡単には大きな資金までを株式に入れられない事情もあり
そのようなことから“初動は何度も起こりやすい”と言えるのです。
参考:
実践テクニカルチャートでの最大の上昇2回目の見方・捉え方
初動が何度も起こりやすい理由を高値更新や投資家の心理からお話ししましたが、
今度はチャートでよく起こりやすい『グランビルの法則』の初動から2回目に突入する例を解説したいと思います。
『グランビルの法則』初動から最大の上昇2回目へと突入する例には前期の2通りのパターンからの上昇がありますので解説します。
前の高値を更新できずに2回目へと突入するパターン例
高値更新出来ずに何度か初動を形成しますが
中長期トレンドラインを株価はトレンド転換、
また1番高値を付けた初動(1番左の初動)を株価が高値更新してくると
大きく上昇し2回目へと突入することがあります。
前述の日経平均株価チャートがその例となります。
株価は更新後すぐに下降するが2回目へと突入するパターン例
株価は高値更新後すぐに下降し何度か初動を繰り返します。
このときチャートレベルではダウ理論を上昇させ初動を形成することもあります。
こちらも前述の日経平均株価チャートがその例となります。
参考:
まとめ
初動は基本的に弱い動きです。
弱いということは大きな上昇は望めませんから利益も多く取れません。
そのため初動でのトレードは少ない資金で早めの売り決済が求められます。
最大の上昇『グランビルの法則』の2回目を狙うにはその前の初動の動きの特徴をよく見ることが必要です。
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