4月に入り決算発表の季節がやってきました。投資家ならやはり気になるのが決算発表後の株価でしょう。
※必ずしも、本決算でなくても、四半期決算、中間決算も株価は大きな影響を受けやすいです。
例えば、26日に決算発表があった《2491 バリューコマース》
決算内容がよく決算後の翌日27日のマーケットのスタート時では大きく値を上げて始まっています。
しかし《4689 ヤフー》
同じく27日のマーケットでは大きく値を下げて始まっています。こちらは決算内容が良くありませんでした。
このようなことなら誰でも「バリューコマースの株、決算発表前に買っときゃ良かった」と思うでしょう。
ここで決算発表というのはマーケットの混乱を避けるためにほとんどが(例外もありますが)マーケットがちょうど終わる午後15:00以降に発表されるんですね。
だからもし、決算内容を期待してその株式を買うなら発表前のマーケットが開いているうちに買わなくてはならないんです。
発表後の翌日に株を買っても株価は既に大きく値を上げて始まっていますのでそれではもう既に遅いという訳です。
だから「前もって買えばいいのでは」と当然思いでしょうが、、、
そこで、決算内容が良ければ【株価は上がる?】と考えている方、ちょっと待ってください!
ここで非常に大事なことをお話ししますと、、、
実は、決算発表後の株価というのは決算の内容が良くても必ずしもその後株価は上昇するとは限らないのです。また、決済内容が悪くても逆に株価が買われ上昇する場合もよく起こります。
今回、決算の内容通りに株価が動いた《バリューコマース》と《ヤフー》の例を出しましたが、結論から言えば、決算内容を期待した投資というのは非常に難しいのです。
元々、四季報などでどんなに調べても決算内容までは誰にも分からないし、もし知っていたとしても(注意:インサイダー取引はいけません)発表後の株価に対する確実性がないので、ほとんどの投資家は決算発表を利用したトレードは行わないのが実情でしょう。
丁半博打になってしまうのですね。
また「機関投資家なんて、決算の内容知っているのでは?」と疑っている方もいるかと思いますが、たぶん「(決算内容はほんとうに)知らない」と思います。
唯一、決算発表を利用した機関投資家がいるらしいです。しかしそのディーラーは生涯のほとんどを決算シーズンのためだけにささげてきたそうです。
そのくらいにフォーカスして研究をしないと決算発表を利用したトレードというものは難しいということです。
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