「人は、同じくらいの価値のあるものなら、それを獲得することを考えるよりも、それを失うことを考えるときに強く刺されるようです。……」
影響力の武器[第三版]
ロバート・B・チャルディーニから
心理学の名著
この【影響力の武器】という名著を当時のメンターからの推薦書として読んだとき
内容があまりにも素晴らしく心理学というものに深く感動したことを覚えています。
しかし多くの内容は忘れてしまった現在 ^^、それでも頭の中に残っているのが冒頭の言葉でした。
今回久しぶりに、この影響力の武器を本棚から取り出してきて、この人間の心理を非常によくついた名文句を確認した次第です。
なぜ、この「人は、同じくらい……(省略)、」を今でも覚えていたのか?
それは、《人間がポジティブなことを思うより、実は(表向き否定しながらも)ネガティブなことに強く惹かれやすい》という性質を
「うまく表現しているなあ~」と、当時とても強く感じたからです。
《プラスの経験はあっという間に、マイナスの経験は長く残りやすい》
自分の頭の中では、このロバート・B・チャルディーニ氏の言葉、
ちょっと言いかえて(失礼^^)
⇒「現在の更なる幸福よりも、今抱えている痛みを和らげることを望もうとするのが人間という生き物」になるのでしょうか?
ところで今、日銀がアベノミクスを使ってマイナス金利などから2パーセントの物価高を掲げていますが、
ほとんど効果が出ていません。
スポンサーリンク
バブル崩壊後、
国民の心に強く植え付けられてしまったデフレマインドからの脱却が難しいことは誰もが分かっていることです。
それだけマイナスのマインドを克服することは難しいようです。
「デフレマインド」は世間ではよく耳にしますが
「インフレマインド」という言葉はほとんど聞かれません。
というか存在すらしていないようです。
また投資の世界では
相場が暴落しての「パニック売り」はありますが、相場が暴騰しての「パニック買い」という現象は起こりません。
(これまたパニック買いという言葉は存在していません。
少なくとも今現在の相場では…。)
しかしまた、この痛みにフォーカスしたビジネスは現在とても盛況です。
気持ち的に認めたくない部分もあると思いますが…、
これから先もビジネスとして伸びていくと思います。
人間が痛みを和らげようとする限りは…。
投資において「空売りを推奨する理由」もそこにあります。
相場というものは
基本的に「買い目線」で仕掛けるよりは、
「売り目線」で仕掛け投資した方が利益が出やすいです。
なぜか?
多くの投資家は銘柄に良いニュースが出てもなかなか株を買いません。
しかし悪いニュースが出ると
途端に持っている株を売ってくることが多いからです。
それが重力をともなう下降トレンドとして「空売り」をヒットさせるのです。
痛みを和らげるために売ってくるのです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます
アキ
追伸)
機会がありましたら、
ぜひ、ロバート・B・チャルディーニ氏の
名著:影響力の武器を読んでください!
以前は第二版が有名でしたが、今は第三版が出ています!!
(それだけ人気のある書籍・名著です!
▼ こちらを”ポチっ”とクリックして頂けますと今後の励みになります!
株式初心者ランキング
スポンサーリンク
コメントを残す