株のトレードをある程度やっていくと誰にでも必ず訪れる《スランプ状態》。
そして多くのトレーダーがこの《スランプ状態》から必死に抜け出すために色々と改善策を図る訳です。
トレードの本質が
・『トレード内容』と
・『メンタル』
この2つによって成立している訳ですから、そのスランプ状態から抜け出すための改善策としては、
トレードの面では『スキルアップ』、そしてメンタルの面では『メンタル強化』の方に取り組もうと考えるのが普通かと思います。
しかし、(それも大事なことですが、)実はそれよりも優先して行わなければいけない改善策がほかにあります。
それは過去に対する検証です。
スランプ状態というのはもちろん初心者が陥る訳ではありませんから(笑)ある程度のトレード経験者になるはずです。ですから過去のトレード結果を検証することが出来るはずです。
そこで過去のトレード結果を検証するとその中には勝ちパターンであったり、または負けパターンが見つかるはずです。
勝ちパターンは更に磨きをかけてそのまま続ければいいですよね^^;
そして負けパターンの方ですが、検証すると必ず同じ内容の悪いトレードを繰り返していることが見つけられるはずです。それが直接損失に繋がっている場合もあります。
トレードはどんなにルール通りに行っても必ずその人のトレードの癖が出てきます。その時、その癖の内容が悪いものであればこの負けパターンのトレードを2度と繰り返さないように努力すればいいのです。
もちろん1度しみついた負けパターンや悪い癖は分かっていてもなかなか克服することが難しい場合がありますし、実際の相場であれば、ついまた悪い癖をどうしても繰り返してしまう場合があるでしょう。
しかし何が原因でスランプに陥っているのか突き止めることが出来ただけでトレーダーとして1歩先に進んだと思ってください。
今度はメンタルですが、これも“ブレない精神力”など今以上の精神力強化を目指すよりも、今抱えているストレス源をまず見直してください。
メンタルというのは目に見えずらいものだから改善するのが難しいと考えている方も多いですが、実際は資金の問題だったりトレードの環境であったり見ようと思えば簡単に目に見えるものがけっこうあります。
ですので、今言いました目に見えるストレス源を少しでも減らす方向にもっていくことが重要です。
話はズレますが、特に資金の面で考えますと、例えば起業家や会社経営者がコンサルティングを受けた場合、経営内容についてよりも先に資金面の改善をすることで結果、大きな経営の改善が見られることがあるようです。
資金面での改善はそれだけ重要なことだと思います。トレードも資金に関しては同じことが言えると思います。
以上、未来に対する改善策より、まずは過去の検証の重要性について簡単にですが、お伝えしたつもりです。
これらは必ずしも《スランプ状態》だけではない良い時にも普通の時にも検証することで必ず効果が出ますので参考にしていただきたいと思います。
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