株だけではなくFXやその他の投資についてまず最初に学んだり教わることが「トレードのルールを守る」ということでしょう。
「ルールを守りなさい」とは口で言うほど容易いことではなく、例え上級のトレーダーであっても当然難しくトレードをする以上は“永遠のテーマ”であることに間違いはないようです。
しかし、そのルールを守ってきたからこそプロトレーダーは資金を守ることが出来、また同時に利益を積み上げることが出来たとも言えます。
トレードのルールには、指標に対しての売買ルール、信用取引の委託保証金率、またロスカット(損切)に対するルールなど
自らを規律することで安定した精神状態からトレードが出来るよう促したり、また基本的にはトレード資金を守るためのものです。
中でも特に重要なルールは攻めではない守りのルールであるロスカットルールです。しかし、多くのトレーダがロスカットを守れづに苦悩しています。
ではなぜこのロスカットルール、多くのトレーダーが守れないのでしょうか?
理由を2つ考えてみますと
1、株を買った後に基本通りロスカット注文をしても日経平均株価の動きに翻弄されてしまい、ついロスカット値を変更してしまう。
(株を買う前と買った後では相場によってロスカット値の変更が好ましいと思われる場合がある)
2、仮にロスカットルールを守れてもトレードで勝てるという保証がどこにもないからルールを守れない。
まず1、ですが、
例えばある個別の銘柄を買ったとします。基本通りにロスカットの注文を入れます。そして先行指標である日経平均株価は上昇を続けたとします。ここまではいい感じです。
ところが買った個別銘柄の株価の方は上昇するどころか、下降していってしまいました。
このような時「なぜ下げているのだろう、日経平均株価が上昇しているのだからきっと自分が買った銘柄の株価も上昇するに違いない」と思い
株価がロスカット値まで下げても期待感からロスカット注文を取り下げてしまい、結局ずいぶんと値を下げてから泣く泣くロスカットする。
また、株を買い、目標値段10%上昇したら売り決済、同じく10%下降したら諦めてロスカットするとします。
もちろん株価が上昇することを期待しますが、そんな時に大きな悪いニュースが出て10%以上は株価が下落するとわかり今ならすぐに株を売ることで5%の下落で済むような場合、
当然はじめに設定した-10%の下降を待つよりロスカット注文を取り下げて、すぐ株を決済することで損失を抑えますよね。このようなことも相場では起こります。
ですので「ロスカット値とは相場によってその都度変更した方がいいのではないか?」と悩むわけです。
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市場というのは「今日が買いでも、明日は売り」と言われるように、多くの投資家・トレーダーが例えルール通りにロスカット注文を入れても日々動く相場観や先行指標である日経平均株価の動きにどうしても翻弄されてしまいがちなのです。
では2、
これは当たり前のことなのですが、意外と考えたことがないトレーダーも多いかと思います。
もちろんルールを守れば必ず勝てるという保証があれば誰でもルールを守れるのであって、勝てる保証がないから苦労してまでルールを守ろうとはしないのです。
(ですが、ルールを守ることで少なくとも資金は守られていることも付け加えたいと思います。)
以上のようにトレードにおけるルール厳守とは非常に難しく個々のメンタルの強さだけでは解決できないところもあるようです。
そこでルールの内容を別の視点から変えてみることで少しは精神的なストレスを軽減できる方法があります。
それがお金(投資資金)のルールです。
例えば10%損をしたら、また5%損をしたらその月は一切トレードを行わないというルールです。
株とは当然儲けるためにトレードをしますが、そのためにはトレードルール以上に資金管理がまず一番重要です。
しかし優先順位としてまずこの資金管理のルールを守ることで、1と2のトレードルールから出る悩みやストレスはかなり軽減されると思います。
トレードのルールが守れなくなったら、そのときはお金のルールだけは必ず守れるように意識をフォーカスしましょう。
なぜならそれを実行さえできればトレードにとって1番重要であるあなたの資産は守られるからです。
資産が守られれば、例え今日トレードがうまくいかなくても明日トレードをするチャンスがあるということです。
まずは必ず守れる「お金のルール」作りからはじめましょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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