株の信用取引と追証に追われるメンタリティーとは?

 


 

信用取引について

 

 

信用取引とは「知っているか?」それとも「知らないか?」どちらでいるかで雲泥の差が出てしまいます。

 

知っている人は資金を効率よく運用できることから肯定し、知らないとただ単に『恐ろしい』『恐いもの』として否定する傾向にあるようです。

 

そして「中立的な考えをする人」はほとんどいないようです。

 

必ずしも推奨はしませんが、この記事から信用取引についてなんとなく学んで今後のトレードに役立てていただけたら嬉しいです。

 


 

 

信用取引から追証まで

 

 

例えば100万円を証券会社の口座に預けたとします。特に何もしなければ現物取引と言いまして、全く普通でもって株を100万円分の現物株として買うことしかできません。(売買には別途手数料がかかります)

 

 

しかし証券会社によって多少の時間差があるかと思いますが、口座開設後の約6か月後くらいに証券会社が提示した条件をクリアし申請が通ればめでたく信用口座という口座を開設することが出来ます。この信用口座こそ預けた金額に対して約3倍の取引が出来る取引口座となります。俗に言う《てこの原理・レバレッジ》と言われるものです。

 

 

例えば100万円を預けていれば、その3倍の取引が可能となるので約300万円の取引ができるわけです。簡単に表すと100万円×3=300万円ということです。まあ、実際の取引では手数料やその他細かい計算式が出てくるので300万円未満の取引となるのですが、それでも100万円で取引をするよりは全然魅力的です。

 

 

ところでFX、国の通貨の売買を行うトレードですと、「この信用取引が約25倍までできるようですが?」私は細かくは知りませんが、株が3倍に対してFXが25倍というのは、どうしても株の方がFXよりも売買の金額が高いからという配慮なのかは詳しく調べていないのでわかりませんが、しかしFXは以前は25倍以上の取引が出来たわけですから、そこまで行くと逆にちょっと怖い感じもしますね。

 

 

この信用取引、先ほどの例で表しますと、100万円(口座に預けた金額)×3倍=300万円の取引が可能になりますが、

 

 

300万円(取引できる金額)ー100万円(口座に預けた金額)=200万円(借りた金額)

 

 

この使える200万円は信用口座を開設した証券会社が貸してくれるわけです。ですから投資家はあくまでもお金を借りて取引を行っているのですからその借りたお金というのは返さなくてはなりません。取引後すぐに返す義務はありません。

 

 

しかし預けた100万円を補償金として計算していますから、取引で損をした場合、この補償金だけで賄えないようなことが起こりますと、証券会社は「貸したお金返してください」と、当然言ってくるわけです。これが、追証(追加証拠金)となります。

 

 

追証メンタリティー

 

 

もちろん急な取り立てはないかと思いますが、証券会社から投資家の方に保証金額で賄えない分を口座に振り込むように請求が来るわけです。そのとき素直に補償金を口座に振り込めば何事もないのですが、もし振り込まなった場合は持ち株の強制決済が施行されます。

 

 

と、まあ信用取引と追証までについての簡単な流れですが、実は私は投資家としてまだ日が浅かったころにこの信用取引を通して約3倍ギリギリのレバレッジを毎日のように繰り返していました。

 

 

その頃は投資金額が少なかったこともありましたが、トレードを覚えたてということもありまして、「一刻も早くトレードをうまくなりたい、早く結果を出したい」一心で非常に鼻息が荒かったのです^^;

 

 

 

今となってはいい思い出ですが、それでも何とか追証を受けるようなことはありませんでした。やはり東証1部の銘柄株でトレードをしていましたので大きなボラティリティに振り回されることもなく比較的リスクが少なかったのがよかったのかも知れません。

 

 

今は、せいぜい1.5倍くらいまでに抑えてトレードしています。読者さんも、もし信用取引から売買を行う場合は、せいぜい1.5倍~2倍までの取引を推奨します。それ以上は危険です!

 

 

 

 

さて、私のトレード仲間には追証の経験者はいないようですが、以前勤めていた会社の同僚が話をしてくれましたけど、親戚が株にはまってしまい、その同僚の家にまで来てお金を借りに来たそうです。それも何百万円単位で!?その同僚は結局そのお金を工面してあげたそうですが、一寸のサラリーマンが何百万もの大金を貸すこと自体大変なことですよね。しかもその親戚は最後は追証を受けお金も返せずにその後亡くなられたそうです。

 

 

ネットで《ヤフーの知恵袋や相談》の内容を拝見すると、信用取引から3倍までをギリギリ使ってトレードに失敗し追証を何度も受けその後「全財産を失ってしまいました」みたいな投稿がけっこうあります。

 

 

私は思うのですが、このようにギャンブル的なトレードを繰り返し追証を受け財産を失うような人は、今回はたまたま株式相場という舞台を選んだだけであって彼らにとってはFXという舞台だろうが、パチンコ・競馬の世界に行っても同じような愚行を繰り返すのではないでしょうか?

 

 

このようになるとトレード云々というよりメンタルを優先して直さないと難しいですね。


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