ドテン買いとは株価が仕掛けた方向とは逆の方向へ行ってしまいロスカットがヒットしてしまったとき、何かしら強めの指標を使って今度はそのまま逆方向に仕掛け利益を狙う手法です。
株は持ち合い以外は上昇か下降のどちらかしかありません。
よってドテンの売買は株価が逆の方向へ行く勢いがある場合などには当然有効な仕掛けになりますが、同時に注意して仕掛ける点があります。
それは必ず指標を絡ませるということです。
「株を買う時に指標を使って仕掛けるようにドテン買いも必ず指標を使って仕掛ける」ということです。
いくら勢い任せに行ったり、または「株価は上昇か下降しかないのだから」という少し安易な気持ちでドテンを仕掛けるのは良くないと思います。
明電舎《6508》で実際行ったドテン買いになります。
チャートとしてはあまりいい形ではありませんでしたが、終値で株価が75日間移動平均線(緑のライン)、25日間移動平均線(青のライン)を上から下に割ってきましたので(主要2本割れ)、後場の引けで空売りを仕掛けました。
このまま下げてくれると期待してロスカット値は75日間移動平均線を上に抜けたときに設定し逆指値注文をしました。
しかし翌日、日経平均株価が踏み上げて(上昇して)寄り付いてしまったために、この銘柄も日経平均株価と同じように大きく踏み上げて寄り付きました。
それもロスカット値である75日間移動平均線の上あたりに寄り付きました。
そこでよくチャートを見ると75日間移動平均線は上向きです。
空売りとしては75日間移動平均線を上に抜けたらロスカットになりますが、同時に買いを仕掛けるチャンスと考えロスカットヒットと同時にドテン買いを仕掛けました。
株価は75日間移動平均線を上に抜けた時点で(25日間移動平均線を合わせて)主要2本抜けです。
前日の真逆です。
その後、株価は順調に上昇し更に5日間移動平均線も抜けましたので、主要3本抜けになりました。
1日で主要3本抜けは株価にかなりの勢いをもたらします。
結果はチャートで見る限りです。
まさに「昨日の売りが今日の買い」の出来事でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
アキ
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