私は仕掛ける銘柄にはチャート分析の後に必ず一目均衡表の分析も行います。
理由は指標が強固になる(?)と考えたいですが、三役好転・逆転を確認するのはもちろんのこと、もう一つ基準線を使った売買が非常に有効に作用するときがあるからです。
基準線は強めの支持線・抵抗線などのパーテーションのような働きをすることがあり利乗せや手仕舞いなどの売買に効果を発揮することがあります。
今回は『ALSOK』の空売りをローソク足チャートと一目均衡表の両面を使って売買しています。
まず指標を確かめます。
75MA・25MAともに下向き。
赤の横ラインが中長期のパーテーションとなっています。
また前の安値が大きめの下げのトレンドを形成しているのも空売りの後押しをしています。
ですから空売りのチャートと言っていいでしょう。
信用残を確認すると買い残が多く、もし下降のトレンドが出たときは多くの投資家が買いポジションを売ってきますので空売りをする場合はその分下降が期待できます。
ALSOK 2331 日足チャート
一目均衡表も三役逆転中です。
私が売買したのは赤の枠内の間になります。
株価はちょうど25MA上にあり3日間持ち合った状態です。
まずこの持ち合いで空売りのポジションを取りました。
そして3日間の持ち合いの安値割れにもう一つ空売りのポジションを仕掛け利乗せしました。
同時にはじめに取ったポジションを前の安値あたりに指値注文して利確して最初の利益を確保(この時の日経平均株価が上昇相場だったため空売りは早めの手仕舞いを行った)。
なぜ前の安値に指値を入れたかと言いますとここで一目均衡表を見てください。
ちょうど前の安値あたりに基準線があります。
当然、株価は基準線辺りで一度跳ね返されるだろうと思ったわけです。
下ヒゲが基準線に跳ね返された証拠です。
翌日今度は株価が基準線を上から下に割ってくるだろうとの思いから前日の安値割れでさらに利乗せしました。
そして下げのトレンドが出たところで初めに利乗せで得た空売りのポジションを窓の上値に指値で利確しています(この時も日経平均株価が上昇相場を警戒して空売りは早めの手仕舞いをしました)。
さらに翌日は株価が25MAから離れたこともあり利乗せはせず、できるだけ利を伸ばそうと最後のポジションを遊ばせました。
しかし、結局踏みあげて陽線が出てしまいましたので後場の引けにて手仕舞いしました。
※トレード全体を通して、それほど利益を出せてはいませんが、一目均衡表を見るのであれば基準線も確認してみてはいかがでしょうか。
この基準線、25MAの計算式に近いので同じような動きをすることから株価がこの二つの指標(基準線と25MA)を上から下に割ってくるとよく下げやすい場合があります。
あとで思ったのですが、その後ローソク足が基準線に対して上に抜けていません。
やはり株価が一度上から下に割ったと同時に今度は基準線が抵抗線のようになっているのですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
アキ
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