日経平均株価予想(05/07)~『ボックス(レンジ)相場』が崩れたら!?

 

日経平均株価はゴールデンウイーク前にボックス相場を形成しています。

 

ボックス相場とは持ち合いのことです。

 

このボックス相場が崩れたら?

 


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チャートを拡大すると

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日経平均株価は10日間の持ち合いです。

 

このような相場をボックス相場(レンジ相場)とも呼び、
ある値段の幅(レンジ)で株価が持ち合うことをいいます。

ボックスの上値のラインが抵抗線、下値のラインが支持線になります。

 

ボックス相場が作られる理由として資金豊富な投資家が
「これから買いで攻めるか、それとも売りで攻めるか」迷っていることを表しているともいわれます。

 

このボックス相場の場合ですと

上は22362円、下が22058円の間で株価が10日間持ち合っています。

けっこう長い持ち合いですね。

但し、相場というのは、いつかは大きく動きますのでこの持ち合いもいずれは崩れていきます。

 

また持合いの期間(日がら)が長ければ長いほどに相場が崩れたときの特徴として株価は上下に大きく動きやすい傾向になります。

 

しかし、直近の相場のようにすぐ上にボリンジャーバンド+2σがありますと、
例え持ち合いが崩れ株価が上昇しても大きな上昇にはつながりにくいことも考えらえます。

下へと株価が崩れたときは壁になるような指標が存在しませんから
それなりに大きな下落として大陰線を作ったり、または大きな窓をあけて寄付くこともあります。

 

 

今後上昇すると考えた場合では、例えば、過去の日経平均チャートの例では

 

 

ボリンジャーバンド+2σ付近でボックス相場を形成後に株価は持ち合いを抜けるが

大きな上昇にはならず再度ボリンジャーバンド+2σ付近でボックスを形成するパターン。

 

直近の日経平均

 

直近の日経平均の例では

 

 

現在の日経平均ですが、こちらもボリンジャーバンド+2σ付近でボックスを形成後に

株価はボックスから持ち合いを上抜けするが大きな上昇はせずに

再度ボリンジャーバンド+2σ付近でボックスを形成しています。

 

ボックス相場からの上昇例

 

ボックス相場が長く続くとボックスの上値で強めのパーテーションを形成しますので

ボリンジャーバンド+2σ付近で持ち合いが崩れると大きな陽線を作り上昇する場合もあります。

 

ボックスの上値にパーテーションが見えます。

 

 

大きめなボックス相場を形成すると同時にボックスの上値にパーテーションを形成しています。

そしてボックス相場の持ち合いが崩れると同時にパーテーションブレークからそれなりの上昇をしている日経平均の例です。

 


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ボックス相場からの下降例

 

ボックス相場の持ち合いが崩れると以下のような下降する過去の例があります。

 

 

ボックス相場から持ち合いが崩れ下降すると同時に25日移動平均線を下へ割ってきています。

このようにボックスの崩れと25日移動平均線割れが同時に重なるとその後大きな下降相場へと向かう可能性もあるのです。

 

現在の日経平均とMACD

 

さて、現在の日経平均に戻りましょう。

 

MACDを表示します。

 

 

MACDがデッドクロスしています。

 

株価の持ち合いは崩れていないがデッドクロスしているということは、

もしMACDの指標サインを優先するのであればここで利益確定かクローズすることになります。

なぜならMACDのサインは株価が動く前にいち早くヒストグラムによりサインを出すツールだからです。

 

ここでMACDを優先させないのであれば今の持ち合いでは何もせず持ち合いが崩れたら売買を仕掛けることになります。
(※持ち合いではトレードを仕掛けないことが基本です。)

いずれもトレーダーとして何の指標サインを優先させるかがトレードでは大事なことです。

 

  • MACDを優先する⇒ 利益確定かクローズ
  • MACDを優先しない⇒ 何もしない(トレードの基本)

 

MACDの参考:【MACDの本当の見方【プロがGC・DCよりもヒストグラムを見て仕掛ける】その訳とは!? 】
⇒ http://kabu-gensoku.com/text/text-macd/

25日移動平均線とパーテーション

 

日経平均が下降した場合22000円付近のパーテーションと25日移動平均線が重なる辺りで下落することも考えられます。

先ほどの”ボックスの崩れと25日移動平均線割れが同時に重なる例”とほとんど同じパターンです。

 

チャートで示しますと。

 

 

25日移動平均線とパーテーションを同時に株価が下へ割って来るとそのまま75日移動平均線まで株価は押す可能性が考えられます。

 

現在のNYダウ平均

 

日経平均の先行指標NYダウ平均では

 

 

NYダウ平均が下落した場合としては25日移動平均線とすぐ下のパーテーションを同時に株価が下へ割って来るというシナリオも考えられます。

 

ボックス相場とは?

 

いずれもボックス相場とは他の指標等はっきりとした概念がありませんから

自分なりに相場観を読みチャートの形を含め売買を考えることが必要となります。

 


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“日経平均株価予想(05/07)~『ボックス(レンジ)相場』が崩れたら!?” への2件のフィードバック

  1. N より:

    一般的なMACDのパラメーターの数値(12.26.9)で見ておりますが、見られているMACDのパラメーターの数値を知りたく思います。

    • 株原則 より:

      私の場合は、デフォルトです。

      売買の期間と過去のデータを照らし合わせ最も効果が出ている数値を設定している方もおられます。

      私の場合は使用しているチャートソフト(ネットストックトレーダー)ではMACDのパラメータの数値は動かしていません。

      MACDだけではなく、ボリンジャーバンドもデフォルト状態です。

      ただ、特に気にしてこなかったため、デフォルトのパラメータの数値はちょっとわかりません。

      蛇足ではありますが、

      デフォルト設定している理由として、

      チャート上の5日、25日、75日移動平均線との兼ね合いが
      ずれてしまうこともデフォルト状態にしてある理由です。

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