株式投資には《ファンダメンタルズ》と《チャート分析》の2つの分析方法があります。
それなりに長く投資家のこと見てきて思うことに、分析方法の選び方にはその人の性格が出やすいかな、と感じています。
株式投資、トレードとは基本的に何年、何十年と渡って長期に行うことで結果を出すものですから、やはり自分に合った投資方法を自然に選んでしまうというか、選ばなければ長くは続かない訳でもあります。
私はチャート分析を中心に日々トレードをしています。自分もそうなのですが、やはりチャート分析とは「チャートを絵で見て分析」と言われるように株価の推移よりもまずはチャートの形の方に意識が向けられるわけです。
ですから株価のような「上に行くか?」さては「下に行くか?」の1次元的な方向よりも「チャートの形はどうか?」というである2次元的な解釈をしていきます。
まあ「ずいぶん偉そうに言ってくれるな」的になってしまいましたが、実際のチャート分析とは数字で入るよりも形で入らないと数ある銘柄を絞れないし、また最終的なチャート分析もやはりチャートの形ですよね。
もちろん最後の注文時には株価という数字をチェックして売買に臨む訳です。
チャート分析者は、性格的には細かくマメ、そして勤勉、研究熱心ですが、トレーダーとは基本一人で仕事をするので社会的な協調性は乏しいかも知れません。
ファンダメンタルズとはその指標や分析内容からして長期投資が多く世の経済・証券アナリストがそうであるように性格的には理論的かつ表現力に長けています。
ちょっと皮肉交じりな言い方に聞こえるかも知れませんが、実際は膨大な勉強量と勤勉さに支えられています。
特に書に秀でている人が多いのか、最近ではファンダメンタルズの方のメルマガなどを読むと「よくそこまで書けるな!?」と自分なんかは深く感心してうらやましく思ってもしまいます。
チャート分析派もファンダメンタルズ分析派もどちらも成功するには研究心と勤勉さが共通した要因であるようですが、当たり前と言えば当たり前な話ですね。
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さて、株を買うにはまずその株の分析をします。これはファンダメンタルズ分析者もチャート分析者も同じです。
しかし分析の度が過ぎてしまうと株価に正解を求めるようになってしまうんですよね!
トレーダーの方なら分かると思いますが、実際に分析した方向に株価が動くなんてなかなか無いです。
もちろん株価が予想とは違う方向に行けば、再度分析し直すことで少しでも損失を抑えたり、または利益を少しでも取れる時に取ってみたりと、それはプロトレーダーの腕の見せ所なのですが、
株価に正解を求めようとするとトレードから利益を得るという本筋よりも「自分の分析能力が間違っていないか?」、「分析内容が正解かどうか?」という本来の稼ぐという目的を片隅に置いて、
マーケットにおいて自分の分析能力を試してみようという本末転倒方向に意識がシフトしてしまうんですね。
またその反面、心の底では株というものが思い通りに動かないことも経験し理解していることから、
いざ分析して「この株は行けそうだ」と思っても、もし予想と反対方向に株価が動いてしまったら、、、
それは「自身の分析能力が間違っているということを証明する結果」になってしまうと考え、結局怖くて株を買えないというジレンマに陥ってしまうんですね。
元々株を買うという行為がどんなに分析をしても最終的には確実性の薄いものに投資をするというものである以上、自身の分析を最大限行ったら、あとはどうするかというと?…
素直に株を買うだけしかないんですよね。それが投資の正当法です。
※ 最大限分析をする⇒株を買う
株が確実性の薄いものである以上、分析能力に比例した動きをしてくれることはまずありません。
しかし自身の分析能力がどれだけあるのか?
知りたいのであれば、それはトレードを長く続けるこことによってわかってきます。
仮に70%の力のあるトレーダーと30%の力のトレーダーがいたとします。
トレードを始めた当初は30%の力しかないトレーダーの方が70%の力のトレーダーよりも結果を出すかも知れません。
しかしやがてトレード結果が7対3の比率で能力相応の結果になっていきます。
さて、そのような結果になるには何が必要でしょう?
それは時間です。
分析能力とはすぐに結果に表れるものではありません。それはお話ししたように株には確実性がないからです。
しかし分析の使い道さえ間違っていなければ必ず時間が解決してくれます。
お互いにがんばっていきましょう!
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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